大きすぎるから切る
from 遺族が絵を燃やす
レンブラントの『夜警』がトリミングされている話
大きすぎたから
絵の劣化と切断
これは市役所の部屋の二本の柱の間に絵がきちんと納まるようにはみ出す部分を切り落としたという説が有力である。このため、左側に描かれていた二人の人物、同じく左下にあった階段のふちと手すり、人物の上にあるアーチの頂上部分が失われた。特に手すりと階段は、群像に手前方向の動きを作り出すためにレンブラントが用いた視覚的なカギであった。
トリミング部分が絵に奥行きを与えていた
レンブラントの《夜警》、300年ぶりに本来の姿に。AIで欠損部分を復元|美術手帖
17世紀にヘリット​・ルンデンスが描いたとされる《夜警》の模写をもとに、人工知能を使って復元。レンブラントの技法と色の使い方を学習させ、失われた部分を再現した。
前述の手すりと階段部分
https://scrapbox.io/files/687323fe923527a104881508.png
ばっさり切られている
トリミング部分の描写が一点透視のパースを想起させることが見て取れる
復元前は「左右に広い」印象
復元前後を見開きで載せて、印象の違いを探ってもらう美術の教科書があるといい