制作知のアブダクション
村山悟郎|制作知のアブダクション | Takuro Someya Contemporary Art / TSCA
手を動かし、状況を変えることで、文面や画面に起きている小さい創発に気づくこと、これが制作におけるセンスである。画家が画面に次なる線を描きいれるときも、二次元空間のなかで絶えず小さい創発が起きている。小さい創発は、あらかじめ全体像を持つことが出来ない。要素と要素を組み合わせることへの予期、小さい創発への感知、これらが身体やマテリアルの偶有性を伴って次なる新しい状況を産出してゆくのである。画家がよく口にする「画面との対話」の内実とはこのようなものだ。
制作過程のデータが必要#68829a2f0000000000b9c845
mk.iconの中でしりとりの連続が思い出される
つまらないままきれいにしないの「つまらない」=「制作におけるセンスを十分に発揮していない」