直交表
直交表(Orthogonal Array)
すべてのペアを見つけ出す方法
任意の2因子(列)について,その水準のすべての組合せが同数回ずつ現れるという性質をもつ、実験のための割り付け表 因子はカテゴリ
水準は値の種類
どの2列をとっても、その水準のすべての組み合わせが同数回現れる配列のこと
テストの組み合わせを削減できる
$ q 個の水準を持つ$ m×n 行列で、どの$ t 個の行を取っても、水準の組合せが同数個出現する(同数個の出現のことを均一出現と呼ぶ)
$ L_n(q^m)
n: 大きさ、テスト回数、行の数
m: 因子数、テストデータの項目数、列の数
q: 水準数、テスト項目の値の種類数
$ OA(n, m, q, t)
n: 大きさ、テスト回数、行の数
m: 因子数、テストデータの項目数、列の数
q: 水準数、テスト項目の値の種類数、
t: 強さ、テスト項目の組み合わせ数
直交表の性質
{1, 1, 2}、{1, 2, 1}、{2, 2, 2}といった組合せは直交表では出てこない。
{2, 2, 2}はトリプル
例 1: $ \{1,2\} の組み合わせを考える
$ L_4(2^3) = OA(4, 2, 3, 2)
大きさn: 行の数=3
水準数q: セルの数
因子数m: 列の数
強さ2: 組み合わせの数
$ \{1, 2\} \times \{1, 2\}
$ = \{1,1\}, \{1,2\}, \{2,1\}, \{2,2\}
$ \begin{array}{c|ccc} & 1 & 2 & 3 \\ \hline 1 & 1 & 1 & 1 \\ \hline 2 & 1 & 2 & 1 \\ \hline 3 & 2 & 1 & 2 \\ \hline 4 & 2 & 2 & 1 \\ \end{array}
例2: 1,2,3の組み合わせを考える。
$ \{1, 2, 3\} \times \{1, 2, 3\}
$ = \{1,1\}, \{1,2\}, \{1,3\}, \{2,1\}, \{2,2\}, \{2,3\}, \{3,1\}, \{3,2\}, \{3,3\}
$ \begin{array}{c|ccc} & 1 & 2 & 3 & 4 \\ \hline 1 & 1 & 1 & 1 & 1 \\ \hline 2 & 1 & 2 & 2 & 2 \\ \hline 3 & 1 & 3 & 3 & 3 \\ \hline 4 & 2 & 1 & 2 & 3 \\ \hline 5 & 2 & 2 & 3 & 1 \\ \hline 6 & 2 & 3 & 1 & 2 \\ \hline 7 & 3 & 1 & 3 & 2 \\ \hline 8 & 3 & 2 & 1 & 3 \\ \hline 9 & 3 & 3 & 2 & 1 \\ \end{array}
例3:
$ L_{81}(3^{40}) = OA(81, 40, 3, 2)
大きさ81
因子数40
水準数3
強さ2
1因子網羅率100%は必要(←???)
確認用
Q. 直交表
どの[]列をとっても、その水準の[]の組合せが同数回現れる配列のこと
Q. 直交表がなぜ使われるか
Q. $ L_8 直交表
[]が8つの直行表
Q. Pairwise法との違いは
Q. $ L_4(2^3) の直交表を作ると
Q. $ L_9(3^4) の直交表を作ると
参考
関連
メモ