なめらかな社会とその敵
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#TODO
#ちょっとずつ読み進める
複雑であるはずの営みを単純に理解しようとしてしまう。複雑を複雑のままで扱うことができないか
→これpluralityと近い概念。多元的なまま扱いたいというモチベーション
私たちは,まず生命を語り,その延長線上の存在として人間と社会制度について語らなければならない
→生命であることのメタ認知。
ミラーニューロンがあるから心の推論ができる
心の理論が重要なのは,「他者が心をもっているかどうか」という哲学的な問いを,「他者が心をもっていると想定し推論する能力を自分がもっているか」という問題に転化させたことにある.他者がたとえ心をもっていなかったとしても,そのように感じ,推論する能力をもっている個体がいるかどうかは科学的に議論できる.
これ、通貨の自己矛盾論法の下支えになってるな
自由意志は行動の原因ではなく,行動を後付け的に合理化し,自らの一貫性を偽装するための仕掛けにすぎない
そもそもあらゆる刺激によるインプットでの学習の成果として、価値観を身につけ、何か意思をもって判断しているわけで、外からの刺激で学習されたモデルで生成されてるのが意思決定。
で、それを自分固有のモデルとして信じること=我思うゆえに我ありだと理解してる
自分の選択だと信じれて、それで進めるのは人間の幸せ。
chatGPTみたいなものは集合知的なものでしかないな
甥っ子2歳が何かを意思決定するときに、10分くらい時間がかかってたんだけどそのメカニズムと、その意思決定に外の人が口を挟む危うさに思いは馳せてしまった。学習データの恣意的な改ざんになるのか。
自由意志というのは,複数の並行して開始される運動プロセスの中から,適切でないプロセスを拒否する機能にすぎない
責任を追求しあうことで強化されてきた自由意志という幻想
https://twitter.com/0xtkgshn/status/1636507565491380224?s=46&t=kS9pmsNAdagLV6eI-SvRBw
これは別文脈で責任がなくなると言ってるんだと思うんだけど、
社会はネットワーク
情報がソーシャルグラフ上を伝播するという意味で新しいメディア
現代では情報が管理できるほうが例外状態で,あらゆる情報が伝播していってしまう.組織を前提として社会を理解するよりも,ソーシャルネットワークを前提として理解したほうが,社会に起きている現象が説明しやすくなっているのである.
情報はオープンな方がいいのよねぇ
あーちょっとずつ見えてきた。世界の見え方が全然違う。
IT/その他で、社会の自然状態をありのまま扱えるようになりつつある。ただ元来、核/膜で、分かれている状態としてのほうが扱いやすい人類の性質もある。でも計算機によって、人間の認知限界を超えない範囲で複雑に扱う手法が生まれるはずだよねという仮説
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例えばPJ単位でチームを組成してやっていくのは前者で、会社として膜核を使って扱うのは後者
自律分散、協調、網、ネットワーク
公(国家あるいはグローバル)と私(個人)の間に,ゆるやかな「共」の概念を生み出すことにもつながる.これはメンバーシップの概念に留まらず,人々の所有感覚に重大な影響を与えるだろう.
インターネットを通じて共有の文化が広がり,なめらかな社会がたとえ一部で実現したとしても,企業,国家などの存在は依然として力強いままである可能性が高い.経済,政治,安全保障などの領域で起きるクリティカルな問題は,境界を生み出す力の必要性に説得力を与え,なめらかな社会などというものは,安全な境界の中で生かされているうたかたの夢のようなものであるとみなされてもおかしくない.
インターネットを通じて共有の文化が広がり,なめらかな社会がたとえ一部で実現したとしても,企業,国家などの存在は依然として力強いままである可能性が高い.経済,政治,安全保障などの領域で起きるクリティカルな問題は,境界を生み出す力の必要性に説得力を与え,なめらかな社会などというものは,安全な境界の中で生かされているうたかたの夢のようなものであるとみなされてもおかしくない.
網羅的な本だなこれ
核膜という人間の認知パターンと計算機による複雑なまま取り扱う可能性
貨幣を滑らかに
投票を滑らかに
計算機と人間の共存?
社会契約と戦争
伝播投資貨幣PICSYは,価値が伝播するという興味深い性質をもった貨幣システムである.この貨幣システムを社会に導入することにより,貨幣レベルで組織が仮想化され,なめらかな社会を実現できるようになる
通貨の本質は欲望の二重の一致の解決=取引の媒介ブツとしてやりとりを滑らかにすること
,交換の際に人々が通貨を受け入れるのは,他の人も同じように通貨を受け取ってくれると想定するから
共通のコモディティとしての通貨
貨幣の本質はフローであって、ストックではない
tx is king
ビットコイン・スタンダード
贈与論
貨幣論
ベリロンという原始的経済圏を作る試み
あたりにも通じる話
タイムバンク、、信用創造しない通貨(LETS)
森野栄一 wat
斉藤賢爾(情報科学)は,WATの電子通貨であるP2P通貨のiWATを提案した(Saito,2005).大規模災害からの復旧時に使われることが想定されている.
うわぁそこつながるんや
,貨幣の価値がフローから成り立っていることを知覚できるようなフローベースの貨幣システムを考えていきたい.この貨幣を使うことによって,日常の中で社会のなめらかさを実感することができるようにはならないだろうか.
それがpicsy
伝播投資貨幣システム(PICSY:PropagationalInvestmentCurrencySystem)
https://gyazo.com/9a0970b07c8de6f5d84523a2bb3bd667
付加価値概念を再定義している。Bが加えた0.1の価値のうち0.2/0.3がAの手柄だとする考え方やな
AがBに売る際に、伝播価値を加味していないと仮定してる
→そもそも観測不能だからそれでいい気がすpinokey.icon
https://gyazo.com/92af57899063b73ff954b031445c6904
取引の結果を集めた就業隊としての評価行列
その固有ベクトル=貢献度ベクトル
取引をした後の株価の変動によって,ラーメン屋が提供したラーメンは500円に相当するPICSYの価値より上がったり下がったりすることになる.そして,ラーメン屋に材料を提供している業者の株価も,それに連動して変化し,以下同様にサプライチェーンを遡って効果が伝播していく.PICSYとは,こうした株の発行システムをすべて電子化して,あたかも貨幣として自然に使えるようにしたものだといえる.
全ての取引を投資としてデザインできる貨幣システム
動的モデルを導くために,静的モデルに取引の概念を加えていく.これにより,取引貢献度の計算≈購買力の付与取引というループがリアルタイムな世界において実現する
定価は,買い手が誰であるかに依存せずに,売り手が同じ購買力を得ることができる方法として定義するべきである.つまり,売り手の購買力を同じだけ上昇させるのが定価であり,貢献度cの差分ということになる.
一般的な評価システムとしての静的モデルを導入した.N人の人がいて相互に評価する場合に,N×Nの行列をつくる.評価の高い人からの評価を重く,評価の低い人からの評価を低く重みづけして,そのコミュニティ全体でのその人の評価を決めることができ,これを貢献度ベクトルという.マルコフ過程の説明の仕方でいうと,いくつかの水槽がポンプで結ばれていて,何度もポンプを動かすと,水槽から出ていく水の量と入っていく水の量が一致する均衡状態に相当する.取引を導入すると行列はどんどん変化し,変化するたびに貢献度ベクトルの値も変化する.これは誰か2人が取引すると,価値が伝播していって全員の貢献度の値が変化することに相当する.取引をすると予算が減ってくるので,コミュニティ全体で予算制約を増やしてあげる必要があり,これを自然回収という.自然回収の方法には,自己評価法,中央銀行法,仮想中央銀行法の3つの方法があるが,比較すると仮想中央銀行法が総合的にはよい.
「どれだけ社会に貢献したかに応じて購買力を与える」ことがPICSYにおける互酬性原理である.言い換えると,購買力∝貢献度は互酬性における理想状態である.
,現状の製造業は元請け,下請け,孫請け等々といった階層構造をもっている.下請け以下の努力によって得られた最初の元請けの巨大な利益が,下請けにまで波及することは保証されていない.元請けはレント(超過利潤)をもっていることになる
それはそう
分散型のリアルタイムPICSYは,単に計算資源の問題を改善するだけではなく,システムが攻撃されたときのセキュリティリスクを低減させ,利用者にとっての心理的な不安を下げることに貢献するだろう.
https://www.ieice.org/~netsci/wp-content/uploads/2013/08/NetSci201308_Suzuki.pdf
伝播とCC
二次創作と二次流通の話にもつながってくるなぁ
picsyでは、人数によって、通貨の供給量が制限されるので、インフレが防げる
PICSYでは初心者がゲームを継続していくようにさせるインセンティブが存在する.多くのオンラインゲームでは,売り手が質の低い財を初心者の買い手に高く売るインセンティブが存在する.だがPICSYを使うと,投資効果を期待するため,売り手は使える財を初心者に売る強いインセンティブができる.そのため,初心者プレイヤーの定着率が向上するといったことが期待される.
あのtwitterのやつもpicsyみたいなもんよね
/tkgshn-private/hive.one
今ここで起きた取引と地球の裏側が,取引ネットワークを通してなめらかにつながるイメージが浮かび上がる.自分が行った経済活動は世界全体になめらかに影響を与え,地球の裏側の小さな事件が自分になめらかに影響を与える.PICSYの伝播効果を可視化するインターフェイスの開発によって,こうした世界観を人々はもつようになるだろう.ある財が今ここにあるまでの来歴と貢献の歴史を知覚することは,財の所有観に影響を与えることだろう.私有でも公有でもないゆるやかな共有の感覚といってもいいかもしれない.財の価値は,他者との取引ネットワークにおけるフローの中から生まれてくるものであり,もともと共有されているものが一時的に私の下にあるという感覚である.PICSYという仕組みは,ひとりひとりが自分株を発行して,その自分株の金庫株で取引をしているのと同様である.自分株の所有関係は自分が誰に依存していまここに生きているかという情報であり,自分が誰を部分的に養っているかという情報でもある.
自分という存在を中心に円環的に取り巻く世界として知覚できる
picsyは後三回くらい読まないとダメだな
実装例どこにあるんやろう
http://www.picsy.org/index.html
民主主義を担保する手続きと権限
膜としてのweの定義
これ終わったあとは、レッシグの規制のアーキテクチャとかをやるのがいいと思うtkgshn.icon
/tkgshn-private/CODE 2.0
( 'Θ' )ゝpinokey.icon
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awesome creating the world
実験しておきたい通貨メモ