耐久指数と総合耐久指数の考え方
結論
耐久指数
HBないしHD
最大化するのはH=Bのとき
総合耐久指数
HBD/(B+D)
最大化するのはH=B+Dのとき
H固定後はB=Dで最大
導出
物理(特殊)耐久指数
攻撃側実数値をA、防御側実数値をH、Bとすると、ダメージはざっくりと表すと
ダメージ = 定数 x A / B
耐久の比較の際「同じ攻撃を受けた時」に「受けるダメージのHPに対する割合」を比較するので、
Aを定数としつつ両辺をHで割ると
ダメージ/H = 定数' x 1/HB
ここで左辺が最小となるのはHBが最大のときなので、耐久指数はHBと定義できる
つまり、H+B = 一定 であるとき、HBが最大となるのはH=Bのとき。
総合耐久指数
攻撃側実数値をA、C、防御側実数値をH、B、Dとして、同じ火力の物理攻撃・特殊攻撃を受けた場合のダメージの平均は
ダメージの平均 = (定数 x A/B + 定数 x C/D) / 2
ここで、同じ火力の攻撃を受けた場合を想定しているので、定数xA、定数xCはそれぞれ同じになるので、同じ定数としつつ、ダメージの割合に変換すると、両辺をHで割りつつ、A、Cを定数に組み込むことができるため
(ダメージの平均)/H = 定数 x (1/HB +1/HD) = 定数 x (B+D)/(HBD)
つまり、総合耐久指数はHBD/(B+D)と定義できる
総合耐久指数の最大値を求める
努力値を振り分けると H+B+D = 一定 が成り立つため、 H+B+D=s、D=kBとすると
H+B+D=s ↔︎H+(1+k)B=s↔︎B=(s-H)/(1+k)
HBD(B+D) = kHB^2/(B+kB)=kHB/(1+k)=kH(s-H)/(1+k)^2
ここでs, kは定数のため、H(s-H)の最大値を求めれば良い
H(s-H) = sH - H^2 = -(H-s/2)^2+4/s^2
つまり最大となるのは H= s/2 ↔︎ 2H = s = H+B+D ↔︎ H=B+D のとき
Hを振り切った後に、総合耐久指数を最大化するには?
HBD/(B+D) のHを定数と考えると、BD/(B+D)を最大化すればいい。B+D=tとすると、
BD/(B+D)=B(t-B)/t=1/t*(Bt-B^2)=1/t*{(B-t/2)^2+t^2/4}
となるので、最大となるのはB=t/2↔︎2B=B+D↔︎ B=Dのとき