音楽の特徴量データオラクルを作る
なぜ作るのか
Spotifyは膨大なリサーチをベースにした特徴量抽出を元に、人間の音楽における選好の分析・精度の高いリマインドなどを行っている
が、データセットは完全には公開されていない。また利用規約によって使用の制限がかかっている。
そのため、ユーザーの音楽体験(特にUI/UXの部分)も制限されている
Spotify上で自分のプレイリストをLikeした人を確認できない問題
アーティストの収益分配に関しても課題はある。
Musicians Say Streaming Doesn’t Pay. Can the Industry Change? (New York Times)
収益分配がオンチェーンで行われていれば、収益モデルは改善される・もしくはアーティストも納得できる
データセットが誰にでも公開されていれば、ビルダーが自由に音楽のレコメンドシステムやそれをベースとしたストリーミングインターフェースを作成し、Diversifiedな音楽体験を作ることができるのではないか
「誰が使うのか」はより明確にしたいね masatojames.icon
俺の想定はまずいちばん大きいパイはAxie/Decentralandなどの多くのゲーム/メタバース masatojames.icon
ゲーム・メタバース・SNSアプリとかかな0xkaju.icon
次は音楽系おもしろアプリ masatojames.icon
今は浸透してないけどマーケットつくれそうなのは、多くの消費場所 masatojames.icon
たとえばアプリだとUniswap/OpenSeaなどmasatojames.icon
BGM流れてたほうが消費行動促進できるっていう研究があったはずで、それを活かすように促せないか masatojames.icon
単純に体験広めるメリットを提示できないか masatojames.icon
リアルだと飲食店/セレクトショップとか masatojames.icon
大体の店舗ってFMで流してる気がするので、よりご飯を食べたくなるプレイリストとか、より服を買いたくなるプレイリストみたいなものを作れたらリプレイスできる気がするよね0xkaju.icon
手法
Web3 musicから音楽データを取得し、その音楽データを決まった手法で特徴量抽出にかける
抽出した特徴量をAudiusのDiscovery Node のような仕組みで保存する
音楽データに対するインデックス付与
元音楽データを保存しているオンチェーンブロックヘッダーの管理
特徴量カラムの設定・特徴量自身の保持
特徴量の抽出
設計
Calculation Node
音楽データからの特徴量抽出を行う
抽出した特徴量を、Ledger Nodeに送信する
Ledger Node
Calculation Nodeが抽出した音楽データの特徴量をインデックスで紐づけて保存する
音楽データの保存先:オンチェーンブロックヘッダーもしくはデータURLの管理と特徴量との紐付け
Fully-Onchain Music NFT
圧縮した音楽データを含む音楽NFT
ビジネスモデル
音楽NFTのアップロード
曲数に対する課金。ノード運営者とFoundationに支払われる
音楽NFTの視聴
軽微な金額が各再生に対して発生。ノード運営者とアーティストに支払われる
Ledger使用料
インターフェース提供者が支払う。特徴量データの使用に対して発生。ノード運営者とFoundationに支払われる
参考
オラクルに使う音楽データをどこから取得する問題
Spotify上で自分のプレイリストをLikeした人を確認できない問題
Audius