腫瘍量の評価
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/nananana-icon/オレンジのチェックボックス.icon 腫瘍検体評価(腫瘍細胞含有率)
がんゲノム医療における病理診断と病理組織検体取扱い
ゲノム関連
nananana.icon 腫瘍細胞含有率は、評価者により高く判断されがちである
* 第61回日本臨床細胞学会総会春期大会 デジタルパソロジー・サイトロジー
腫瘍細胞含有率カウント:従来より病理医はオーバーカウントする
NGSのカウントと代替一致するが、データが正しいかは検証が必要
* 2019年度 外部精度保証 教育・研修会(Web)
2. ゲノム診療用病理組織検体の腫瘍含有割合判定に関する調査報告 畑中 佳奈子(北海道大学)
腫瘍細胞量の半分を検出するため、腫瘍細胞含有割合の半分が5%を越える必要がある
最低20%以上ないと検出限界の安全域10%を越えられない
ほとんどの施設が腫瘍細胞含有割合をオーバーカウントしている
充実性増殖腫瘍は60%となるが、80~90%としがち
大腸癌などの腺癌については30%程度として判定することが認知されてきている
2018年から比較して二峰性の結果はなくなった
por-sigでは炎症性細胞浸潤の混在により20%まで下がりうる
赤血球は有核細胞なので解析対象にならない(カウントしなくてよい)
生検検体では、血液中のリンパ球などをカウントすること
小葉癌であれば60%を達成できる
他の施設と同じように評価できるかどうかが問題
多くの病理医より割合を高くすると問題と考えられる