e-Count3
免疫組織標本核内発現バイオマーカー計測支援ソフト
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202109
2021よりe-Count3にバージョンアップ
病理システム マイパソに連携
nananana.icon 202109よりバージョンアップ。非常に使いやすいソフトウェアです。
nananana.icon USBドングルが必要
nananana.icon 当院環境下(富士通電子カルテPC)では15秒程度でJPEG6枚をカウントします。
利点
病理医間での判定基準のばらつきがなくなる
低価格12万円・追加ライセンス1万円
バージョンアップは今のところ無料?
欠点
限られた領域の評価にとどまる JPEG1~6画像程度
浜松ホトニクスのWSIに対応
癌細胞と非腫瘍細胞との分別は目視確認が必要
染色により結果が変わることがある
免疫染色標本核内発現バイオマーカー計測支援ソフトの新バージョン
e-Count3 の変更点と新機能案内
1.操作面
① マルチ測定での測定ファイルの選択(e-Count2V7.8 から)と途中停止
→ フォルダに含まれる測定対象ファイルだけの選択と、1 視野毎の測定値表示と「Esc」キーで測定
を中断できます。測定値の途中経過が確認可能となります。さらに継続測定もできます。
② 表示文字のフォントの変更
→ 標準は「HGS 明朝 B」、「PLAIN」で任意のフォントを選択できます。
③ ジュアルモニタ使用時の表示モニタの変更(e-Count2V8.8 から)
→ デフォルトではメインモニタに表示されます。セカンドモニタで表示するように変更できます。
④ 設定ファイルの名称と選択方法の変更(e-Count2V8.5 から)
→ タスクバー上で選択するように変更になりました。
⑤ タスクバーの実行ボタンの変更(e-Count2V8.6 から)
→ 一部ボタンの形状と色分けが変更になりました。
2.機能面
① スケールバーからのキャリブレーション(e-Count2V8.3 から)
→ 画像に写しこまれたスケールバーの両端をクリックしてキャリブレーションできます。
② ER/PgR の測定でのスアリング値の算出(e-Count2V7.6 から)
→ 陽性細胞を強(青)、中(黄)、弱(緑)染色性に3分類し個数と Proportion score(PS)、Intensity score(IS)、Allred Score の値を表示します。
③ バーチャルスライド(VS)画像からの直接計測(注:64bitPC のみ、32bitPC は不可)
→ 浜松フォトニクス社の VS で作成された Ndpi ファイルを呼び込み専用のビューワ上で関心領域(矩形やフリーハンド)を選択して計測ができます。顕微鏡下で関心領域を選択してデジタルカメラで撮影し保存する手間が省けます。その他の VS ファイルには対応していません。
④ 核の面積と染色濃度の計測
→ 陽性・陰性核の個数だけでなく視野毎の核の面積の総和を表示できます。また核個々の測定値を csv ファイルで保存できます。研究等に活用できます。
⑤ 測定前での測定領域の設定
→ 測定後の測定領域の修正に加え測定前に測定領域の設定ができます。