9686_「個々の答え」を組み合わせ、全体の解答に近づくこと。仕事でも、生き方でも
一見して解答を求める事が、不可能に思えるような「複雑な問題」。そんな問題に向かい合った時は、解答が可能な「個々の問題」へと分解していくこと。個々の問題を解いて得た答えを組み合わせていけば、自分には不可能に思えた問題の解答に近づいていくことができる。「個々の答え」を組み合わせ、全体の解答へと近づく手法は、様々な事に応用できそうです。仕事でも、生き方でも、です。
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今日の仕事は、LEDを点灯させるためのスイッチを増設しました。当初、期待していた通りに動作しませんでしたが、問題を小さく切り分けて、ひとつずつ解決していき、期待していた動作し、一歩前進です。考えたこと（ 2018.04.30） hr.icon
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ムージルが解答に最も近づくのは、全体的な解決は不可能だが、
「組み合わせると全体的な解決に近づく個々の解答なら可能な数学問題」が存在することを思い出し、
この方法が人生にも応用できるかもしれないと考える時です。
イタロ・カルヴィーノ『カルヴィーノの文学講義―新たな千年紀のための六つのメモ』朝日新聞社 1999
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私は工事を目の前にして、「本当にこの設計でいいのだろうか」と、不安を感じる事があります。そんな不安を解消する方法を、30数年この仕事を続けてきて、私は身に付けました。
それは漠然と「この間取りでいいのだろうか？」と考えるのではなく、できるだけ細かく、具体的に、「個々の問題」に分解するのです。
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「玄関は、この場所でいいのだろうか？」「ご近所との繋がりは？」
「キッチンの窓から、見えるのはこの景色でいいのだろうか？」
「ドアを開け部屋へと入るとき、体がこう動いていいのだろうか？」
個々の問題を解いた「個々の答え」が、正しいと思えるのなら、きっと建物全体も、正しく設計されていると、自信を取り直せるのです。
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ある時、私はとても大きな試練と、向かい合うことになりました。それは私などには、超えることのできない「壁」にように、周りのひとたちからは、見えていたのかもしれません。
ですが、私は『生きていく中で、乗り越えられない試練は与えられない』という、とある住まいてさんから教えて頂いた言葉を、信頼していたので、そのような大きな試練でも、小さな試練へと分解していって、大きな試練の解答へと、近づいていくことができました。
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