プレスリリース原稿
7/15予定
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Code for Japan、OpenAIの「Democratic Input To AI」に採択 - 実験参加者を募集
東京 - (日付) - Code for Japanは本日、OpenAIの「Democratic Input To AI」に採択され、この実験プロジェクトomoikaneに参加する日本語話者を広く募集することを発表しました。
「Democratic Input To AI」は超知能の監督のための民主的プロセスを確立するための一歩を踏み出すため、この分野での実験を支援する企画です。「民主的プロセス」とは、広範な代表グループが意見を交換し、討議を行い、最終的には透明な意思決定プロセスを通じて結果を決定するプロセスを指します。また、AIが民主的プロセスを強化する方法も視野に入れています。例えば、AIは多数の人々の間でのより効率的なコミュニケーションを可能にするかもしれません。
Code for Japanが行う実験プロジェクトomoikaneは、AIアシスタントの未来に関してのより良い議論のために日本語話者の思考と感情をAIに直接インプットするもので、幅広い分野の参加者が求められています。参加者はAIの支援を受けながらSFショートショートを作成し、その作成されたショートショートを読みながらAIと会話をします。これは「SFプロトタイピング」と呼ばれる手法を、SF作家に限らず多くの人が可能なものへと進化させる試みです。
このプロジェクトの目標は、このプロジェクトの過程で起こったことの観察により、SFプロトタイピングを基にしたより良い熟議の方法論を検証することです。これはAIアシスタントに限らず広いテーマに応用可能なものを目指しています。また、このプロジェクトの過程で収集された日本語話者の思考と感情を活用し、日本文化を反映したAIチャットボットを作成し、世界中の人々がそれぞれの言語で会話できるようにします。これは世界中の人とAIが日本文化を理解することを助け、将来の地球規模の民主的プロセスに日本語話者が参加することを容易にします。
関治之(一般社団法人コード・フォー・ジャパン代表理事)は次のように述べています。「シビックテック活動の柱の一つは、テクノロジーによる民主主義の改善です。SFプロトタイピングによるプロセスは、AIのみならず様々なテーマに応用できる可能性があります。この実験を通して、多様な人が参加して政策を決めていく、より良い熟議のプロセスが生まれる事を期待しています。」
また、人工知能学会 市民共創知研究会 主査の白松俊教授(名古屋工業大学)もこのプロジェクトに対して、「生成AIの驚異的な発展により、AIでどんな社会を実現したいのかを考えるべき重要な局面に来ています。SFプロトタイピングで幅広い層を巻き込みつつ、どんな議論が展開されるか楽しみです!」とコメントしています。
参加者・貢献者にはそれぞれ参加証明NFT・貢献証明NFTを発行し、このプロジェクトに参加したことや、行った貢献の種類を世界中の第三者に対して証明可能にします。
このプロジェクトへの参加に興味がある方は、簡単なウェブフォームに記入するだけで誰でも参加できます。7/23 23:59締め切りです。このプロジェクトでは時間的に拘束されることはありません。詳細情報は(詳細情報・ウェブサイト等) をご覧ください。
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リンク先
https://scrapbox.io/omoikane/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E3%81%AB%E5%8F%82%E5%8A%A0%E3%81%99%E3%82%8B
minor update
締め切りを加筆した