狩野モデル
顧客満足度に影響を与える製品やサービスの品質要素を分類し、それぞれの特徴を記述したモデルである。1980年代に東京理科大学教授であった狩野紀昭によって提唱された。マーケティングや品質管理の分野に対して多大な影響を与えたモデルであり、世界的にはKano Modelとして知られる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/狩野モデル
当たり前品質
充足されていても当たり前と受け取られるが、不充足であれば不満を引き起こす品質要素
自動車でたとえるならば、「エンジンがかかる」という品質がこれに該当する。エンジンがかかったとしても当たり前と受け取られるが、エンジンがかからなければ不満を引き起こす
一元的品質
充足されていれば満足を引き起こし、不充足であれば不満を引き起こす品質要素
自動車でたとえるならば、「燃費が良い」という品質がこれに該当する
燃費が良ければ満足を引き起こし、燃費が悪ければ不満を引き起こす
魅力品質
充足されていれば満足を引き起こすが、不充足であっても仕方ないと受け取られる品質要素である
自動車でたとえるならば、「車内にWi-Fiが搭載されている」という品質がこれに該当する
車内にWi-Fiが搭載されていれば満足を引き起こすが、Wi-Fiが搭載されていなかったとしても仕方ないと受け取られる
無関心品質
充足されていても不充足であっても満足度には影響を与えない品質要素
逆品質
充足されていれば不満を引き起こし、不充足であれば満足を引き起こす品質要素