Choose Boring Technology
枯れた技術を選択することの意義、目新しい技術を選択することのデメリットについて 企業に与えられるイノベーションチャンスは決して多くない
3年に3回だけだとして、ビジネス上の問題解決とは無関係な独自ツールの開発に使用するのは成功を遅らせるどころか失敗する
退屈だが優れている技術はたくさんある。退屈は悪いと同義ではないし、以下のメリットがある 問題に対する解決策が世に知られている
わからないことがあったとしても、既知の未知が多い
新しいテクノロジーは未知の未知が大きい
新しい技術を導入するよりも「すでに導入している技術」で解決できるほうが低コストなことが多い
エンジニアの役割は「ソフトウェアの選択を含むソリューション空間にビジネス上の問題をマッピングする」こと ソフトウェアの選択によって認知負荷の大小が変化する 価値のある問い
新しいものを何も加えずに当面の問題を解決する方法はあるか?
現在のスタックの何が問題の解決を法外に高価で困難にしているのか
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企業文化についても同じことが言える
枯れた組織構造は効用も、問題発生時の解決策もよく知られている 限られたイノベーショントークンを組織構造に費やすべきなのか?