カルヴァン
Contre la secte phantastique et furieuse des Libertins qui se nomment spirituelz
神学者カルヴァンはフランドルから伝わりフランスとジュネーヴで繁栄していたペラン派に対してこの語を使用している。首謀者のアミ・ペランは自らを「ジュネーヴの子」と称したが、ジュネーヴ教会の側から見た歴史叙述においてはリベルタンと綽名されることが多い。カルヴァンはそうしたリベルタンを以下のように描写する。 彼らは、各人が肉体的放縦の手綱を緩めようとして深慮なく欲望に屈するようになるために、キリスト教の名の下に善悪の区別を取り除き、甘言によって良心を眠らせることによって、単純な者たちを放縦な生活に誘っていた。(...)彼らは堕落していて、欲望を抱くことに危惧を抱かないため、野獣のような肉体的感覚のほかは知らない。