既存建物活用の設計手法を考える
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地方の過疎化対策、地域活性の一つとしてリノベーション事例はすでに多い。対して一極集中している都内でも、少子化や夜間人口の減少などにより統廃合された学校跡地がそのまま仮死状態で放置されたり、業態の変化に伴い建屋が機能不全と判断される事例は少なくなく、対策として建て替え改築ではなく改修という事例も増えつつある。その際、新築ではなく、改修だからこそ発することのできる建築的な魅力を出現させるためには何に着目し、どのような手の加え方をするのが有効か、検討提案してもらいたい。これまで建築を学んできた立場から目利きして、既存建物をモノとしてはもちろんだが、その履歴も含め敷地のポテンシャルの一つ、空間資源としてあるいは風景を構成する要素として評価し、新築とは異なる活用要素を見出し、それらを生かす設計手法を考えてほしい。
具体的な対象建物、条件などは授業スタート時に提示する。