新しい生活様式における観光都市・中心市街地の再生
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下田市では、歴史的なまちづくりを目指す中心市街地において、“歴史・文化を感じ、楽しんで歩けるまちづくり”を進めている。昨年度は、ソフト施策として山中研究室と下田の市民が協働し、地区の良さを再認識するワークショップを行った。このワークショップでは、残し活かしたい地域資源の掘り起こしを行い、「市民が案内するまちあるきルート」を作成した。
今年度、下田市では地域の飲食店が連携する秋のイベント「下田がんバル」に合わせて、まちなかのポケットパークや護岸の一部、道路上の一部などの屋外空間を使って、仮設の「まちなかリビング」を設営し、観光客や市民の活動の可能性を検証する社会実験「(仮)下田ライフ-まちなかのリビング」を実施する。
この課題は、「(仮)下田ライフ-まちなかのリビング」のデザインを行い、さらに、この社会実験を敷衍させて、下田市の中心市街地を対象に来訪者と市民が安全に交流・活動できる恒久的な場を設計する。
観光と市民生活の共存が求められる地方の観光都市を舞台に、コロナ禍での新しい生活様式を前提にした新しい地域のデザインを、市民や行政、専門家と協働しながら見出してもらいたい。
対象範囲:静岡県下田市旧町内(中心市街地)
用途:新しい生活様式のもとで来訪者と市民が安全に交流・活動できる場
規模:自由