建てる・考える・住まう
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かつて産業革命以降に資本家による工場と工場労働者のための集約型集落(カンパニー・タウン)というものが存在した。企業敷地内に、生産・管理・生活の拠点を集約的に整備したものであったが、都市計画によらず、企業(資本)が生産活動を中心にした集約的な共同体をデザインした ことは興味深い。これは、小さなコミュニティや、海外労働者の住環境整備が求められるようになった現代でも有効なモデルかもしれない。建てる(生産)・考える(管理/創造)・住まう(居住)拠点、すなわち工場・オフィス・労働者住居という、用途もスケールも異なる施設を、企業敷地内に集約的に展開する課題である。それらの分離が前提となっている時代に、集約することの意味を考えてほしい。その他の条件は課題説明時に提示する。