地方都市のおける交通結節点の再生―伊豆急下田駅周辺を対象として
https://gyazo.com/2947f056ddbd6bac4cd47cbad3f70fbf
地方では、スプロール化や人口減少、中心市街地の衰退などを受けて、地域拠点の集約による地域の再生が求めらている。静岡県下田市では、駅前広場に隣接していた下田市役所が海から離れた蓮台寺地区に移転することをきっかけに、市役所の跡地利用を含めた駅周辺の再生が計画されようとしている。
伊豆急下田駅は伊豆急行線の終着駅で日本では珍しい終端駅である。しかし、交通量の多い国道136号線と414号線に南側と東側を接し、民有地が交差点側に位置することから、駅前広場は狭く変形した形状になっており、市民や観光客にとって利便性が低かった。この駅周辺が市役所の跡地利用と民有地を含んだ区画整理によって再整備されようとしている。さらに、下田市では駅周辺の再生に合わせた図書館などの公共施設の整備も検討されている。
この課題では、約2.9haの駅および周辺地区の交通広場と駅舎等の基本計画を行う。全体発表会までの目標は駅舎と公共施設の駅前広場の基本提案とし、3月中旬までに拠点施設の主要部分のイメージの作成とプレゼンテーションを目指す。