タイポロジーとしてのソーシャルハウス
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今、コロナ禍の状況において、私たちの暮らしは大きく変わりつつあります。なかでも建築や都市において、外部空間の重要性は今後さらに増していくことが予想されます。従来型の専用住宅という建築タイプが今の状況に適合しなくなっています。これからの住まいはどうあるべきかを考えるにあたり、本課題では「都市のタイポロジー」に着目します。
具体的には、1)開口部やバルコニー、エントランスといった反復する汎用性のある「建築的なエレメント」、2)住宅地に無数に点在する位置指定道路(42 条 1 項 5 号道路)という「都市的な型」に注目します。そして、この両者が互いにどのような関係を取り結べば良いのかを、建築と都市の境界面から考察します。
そもそも住宅とは、それ自体が無数に反復する都市の構成物です。よって、これからの住宅像を考えるうえでは、タイポロジカルな思考が重要になります。