Reassembling「連関の構築」
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層序学の世界では1万1700年前に始まった完新世に代わり、新たな地質年代として人間からの影響を含んだ「人新世」が検討されている。またコミュニケーションの網は精緻さを増し、私たちの生活を包み込んでおり、人の動機は移り変わる。このような世界で建築を考えることとはどのようなものだろうか? 安定した敷地とプログラムを前提とした単一でオリジナルな建物ではなく、既にある敷地と建物から、何らかのまとまりを複数取り出し、それらを重ね合わせたり、組み換えたりすることで、現在と地続きでなおかつ新しい、「連関としての建築」を創造し、そのまとまりの根拠や連関が生む空間に確かさを付与するものとして、プログラムを構想してほしい。