鈴木佳奈「眺める子どものサードプレイス」
建築設計Ⅴ/2020年度
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近年増加している子ども食堂は子どもの貧困対策だけでなく地域交流拠点になっている。形を変えながら地域に根づこうとしているが認知度はまだ低く、必要である数に達していない。そこでよりたくさんの人に知ってもらい、また新たな形として地域に根付くような子ども食堂を提案する。まず子ども食堂を子供たちのための居場所、つまり子供たちのサードプレイスとなるようにして誰でも入りやすいような場所にし、地域に根付くように大人も利用できるカフェの併設、そして住まう場所を作ることによって、生活の一部に子ども食堂があるようにしたいと考える。
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子ども食堂における問題点を解決するために学びの場、大人スペース、住まいを設けた。
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敷地調査を通してそれぞれの機能を配置する。
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学びの場は高低差によってセキュリティーが確保される敷地の左側、学びの場の反対となる機能である大人スペースを敷地の右側に配置し、大人スペースと学びの場を食という共通なものをバッファーとし、子ども食堂を敷地の真ん中に配置した。
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子ども食堂の様子。
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住まいは住宅街側にエントランスを設け、2〜4Fに配置した。また子ども食堂がどこからでも見ることができるように子ども食堂の上に吹き抜けを設けた。
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4Fから見た子ども食堂の様子。
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子どもの様子。
指導教員:野島秀仁
講評:川辺の遊歩道を介して街に大きく開いた構えを持つシンプルに見える空間が、実は多彩な仕掛けと空間の重なりを持っていて、多様な人々が自然に集い佇むことが出来る場所をさり気なく創り上げている点が秀逸。この場所を利用する子ども達だけではなく、行き交う人々のサードプレイスとして機能する姿が予感できる作品である。(野島)
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