河崎屋喜彦・田邊玲那・細矢瑞稀・三河惟彦・三村直輝「INTER FROM OCHANOMIZU」
建築設計Ⅳ/2023年度
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▲かかわりを生み出し、地域情報の発信拠点となる INTER FROM OCHANOMIZU
御茶ノ水駅周辺にある計画敷地は、様々な用途の施設が設置されており、施設が多い分利用者の幅も広く、異なる目的をもった人が共存する地区である。
よって幅広い層からの集約が見込める点が開発時のポテンシャルであると考え、「INTER FROM OCHANOMIZU」と題して
施設・機能がかかわり、人々の交流が生まれるような計画を提案する。
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▲計画地
私たちは今回、JR御茶ノ水駅前を再開発の計画敷地として選定し提案をする。
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▲コンセプト
「学術・文化交流拠点として、複合的な魅力を引き出し、お茶の水の新たなランドマークとして他の地域を牽引していく存在へ」
大学施設、楽器店、医療施設など様々な施設が混同しているこの地区で、学術・文化交流・エンタメの3つの魅力をもった施設を計画する。
さらに当該施設と周辺環境が連携することで、さらなる魅力向上を図り他の地域を牽引していく存在へと進化させる。
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▲都市再生特別地区適応における地域貢献
計画にあたり、都市再生特別地区制度を利用する。この制度を利用するうえでの地域貢献は大きくわけて
①御茶ノ水駅周辺エリアの発展を支える都市基盤の整備:御茶ノ水駅と当該施設を繋ぐ地上通路を設置等
②国際競争力強化に繋がる都市機能の導入:スチューデントハウスの設置等
③環境負荷低減と防災対応力の強化:テラスを活用した地域住民帰宅困難者の対応等  を提案する。
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▲平面計画
敷地内の既存道路は敷地の周辺に肉付けすることで、歩行者通路を幅員拡張を図る。
また、JR御茶ノ水駅・御茶ノ水改札口前には広場を設置しイベント場所等の滞留空間を充実させることで、駅前に賑わいを創出させる。
低層は商業施設、中層はスチューデントハウス、高層はオフィスとなっているため、
それぞれ利用者のエントランスを分離させることで動線が交わらない計画とした。
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▲仕組みづくり
千代田区の様々な団体との連携、SNS等の媒体を利用することでエリアマネジメント・イベントの仕組みを構築する。
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▲内観イメージ
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指導教員:泉山塁威・宇於崎勝也・奥茂謙仁
講評:構想から基本計画、建築計画、事業計画と全体的にバランスよく取り組まれている。お茶の水の新たなランドマークをとなることを目指し、特区制度を用いて意欲的に取り組んだ点も評価できる。また、動線計画をふまえて、駅前に賑わい空間を設置したことで、そこが新たな活動拠点となる点も期待を抱かせる。熱心に取り組み、満足のできる作品に仕上げたと評価できる。
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