植物風アウトラインと建物風アウトライン
前提
ページの旧題:アウトラインは植物と建物を兼ねるからややこしい
自分の中でややこしいと感じているわけではないが、「アウトライン」に内包される範囲が広すぎて、指し示すものが曖昧になりやすい感触がある。 「文章」のための概念
他に応用可能かもしれないが、まだ検討していないので、とりあえず「文章」限定で考える
事前アウトライン=自分が文章を作る過程で生まれるもの
事後アウトライン=自分または誰かの文章が作られたあとに生まれるもの
この二種類の分け方では説明できていない部分がある
新たに検討する概念
植物風アウトライン(樹そのもの)
事前アウトラインのうち、連想を膨らませていくため(それを掴み損ねないため)に作るもの
ブレスト、洗い出し、覚書
「この要素とこの要素がくっつくと、嬉しい!」を探る
雌花に雄花の花粉がくっついて実を結んだりする
有機的イメージ
建物風アウトライン(ツリー構造)
事前アウトラインのうち、構造の整理のために作るもの
事後アウトライン全般
無機的イメージ
これを元に考えてみる
「文章を書くために作ったアウトラインは、最終的に目次になる」というやり方
事前アウトライン→事後アウトライン の変化ではなく、
植物風アウトライン→建物風アウトライン の変化のイメージ
これは主に本を作るためのアウトラインか
私の文章(ブログ記事サイズ)の書き方
植物風アウトライン+事後アウトラインである
1. 連想を膨らませて練るアウトラインをまず作る(=植物風アウトライン)
とりあえず思いつくままにしたがって枝を伸ばしていく
大雑把に構造を組み替える
2. 文章を書く
アウトラインから外れることが多々あるが、基本的にアウトラインはいちいち修正しない
よって建物風事前アウトラインはあまり作られない
書き始めてから「通るべき道」が判明することが多い
それを前提として、事前に作るアウトラインの構造はざっくり
ゴールさえ明確なら文章としてまとまるだろうという見込み
3. 新たに全体像を整理したアウトラインを別途作る(=事後アウトライン)
練るためのアウトラインは中途半端なまま残る
読書メモ
まず建物風アウトラインを建築する
目次(または本の構造について自分が考えたアウトライン)に基づいて骨格を作る
そこに要点のメモや抜き書きをくっつけていく
そこから植物風アウトラインが生える
本の内容と自分の経験との結びつきのメモ
生じた疑問とそれに対する仮説など
その他思いついたこと
連想を必要としない情報の整理は建物風アウトラインと言えるか