Lab|アウトライナーの使い方ド下手問題
#ド下手問題
◆記事一覧
アウトライナーの使い方ド下手問題~はじめに~
アウトライナーの使い方ド下手問題①~「きちんとしている感」との格闘~
アウトライナーの使い方ド下手問題②~アウトライナーは「今」のものである~
アウトライナーの使い方ド下手問題③~「自分」はもはや「宇宙」である~
アウトライナーの使い方ド下手問題④~オールインワンという幻想~
アウトライナーの使い方ド下手問題⑤~事前アウトラインと事後アウトライン~
アウトライナーの使い方ド下手問題~まとめ~
◆「アウトライナー」として想定している形式のもの
箇条書きで書いた短い文章を動かし、順番と階層によって情報を整理していくツール
長い文章を章単位のノードにして順番を整理するためのツールは含まない
それは「アウトライン機能を持つテキストエディタ」?
「アウトラインプロセッサ」と言った場合には私はこちらのイメージ
MS WordとかNanaTreeとか
私が認識しているアウトライナーの主なもの
Workflowy
Dynalist(使っていた)
Roam Research(一瞬齧った)
Transno(今使っている)
◆連載内容のアウトライン(最新記事投稿時に更新)
私は長いこと「アウトライナー」を使い続けられずにいた
何が起きていた?
自分で集めた情報が自分の望まない形に複雑化している
情報の集まりが自分のイメージ通りに育っていかない
結局どこに何を書いたのかよくわからない
原因は?
私の使い方が下手くそだから!
答えを出すべき問いは?
どうして私はアウトライナーとともに情報管理の「系」を作り上げていくことができなかったのか?
ド下手問題の要因
1. 「きちんとしている感」に負けている(①)
箇条書きという形式の引力に負けている
「その要素を、そこに置く」という意識が生まれる
置き場所に納得できない時のストレス
ツールの洗練された見た目に負けている
自分の言葉も洗練させようとしてしまう
端的に書けないものを削ぎ落としてしまうストレス
2. 「倉庫」として使おうとしていた
情報がエネルギーを失い静的になっている(②)
文脈情報を欠いたまま放置したせいで動かせないパターン
文脈情報がくっついているせいで動かせないパターン
文脈の保存の必要性は「未来」を想定しているせい
情報の種類が雑多で量が多い
書き込む対象の範囲が漠然として広すぎる(③)
ゴールがなく具体的な行動が絞られない
一方執筆のためのアウトラインには明確な目的がある
情報管理の全てをひとつのツールにやらせたくなった(④)
自分のことがわからないという恐ろしさと虚しさと焦りから
アウトライナー万能説を夢想
3. 使い終えたアウトラインの処理方法がわからなかった(⑤)
事前アウトラインと事後アウトライン
克服の経緯
ScrapboxとObsidianでアウトラインを小さく作り続けた
ゴールのない抽象的な思索はObsidianに拠点を移した
ツールの見た目が及ぼす影響に気がついた
結論
用途を明確にする
「今」「どうする」のために使う
「けりをつける」ことをゴールとする
項目の順番を変えることが化学反応を起こすものを対象にする
最適でない役目は他のツールに任せる(大きな「系」を作る)
「自分」や「人間」についての抽象的思索→Obsidian・Scrapboxなど
文言を洗練させる前の文章の記録→日記など
すぐ使わないアイデアを文脈とともに保存→Obsidianなど
(調べたもののメモ→Anki)
#情報・知識の扱いを考える
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