叙事的タイトルと叙情的タイトル
気持ち
Scrapboxのページタイトルの付け方が自分の中で複数種類ある気がする
そしてその混在にストレスを感じている気がする
🤔
1内容を示しているタイトル
例えばこのページ
叙事的である
辞書的
2気持ちを示しているとか気を引くようにつけられたタイトル
このタイトルに自分でうーん🤔と思った
気持ちを検索のキーとして探す場合には有効だが、内容がこのタイトルから推測できるかというと微妙
しかし自分の中では内容より気持ちが大事なページなので、タイトルに不満があるのではない
他のタイトルと混ざったときに違和感になる
叙情的である
典型的にはエモいnoteのタイトルとか
Scrapboxでどちらを採用するか
断然叙事的タイトル
リンクによって繋いでいくには叙事的である必要がある
叙情的タイトルは「作品」的
管理法としてもタグ管理が向いている感じがする
つまり叙事の役割をタグにやらせる
では叙事的タイトルに統一できるか?
たぶん無理
気持ちそのものを切り取りたいときに、そこで起きていることに淡々と「正しい叙述」による命名をするのが有効かという
単純にそんな手間をかける暇はないということもある
うまいこと命名して叙情ページを叙事化できたら非常にスッキリするとは思う
そうするにしても、具体的にこういう気持ちになったということを「つまり例の○○か」という形でリンクを貼って束ねるということになりそう
叙事ページにしてその中に例として事例を列挙する手もあるが…
複数の要素が混ざる場合もあるし、そういうのはやめたほうが良さそう
どうしたらいいだろう?
何かしらの手段によって叙情的タイトルの方をそうであると示すことができるか?
「~たい(want)」で統一するとか
wantは叙事にはなり得ない
「~という願望」は叙事
~したい、~を言い表したい、~を解決したいetc
「~と思った」をつけるとか
「~たいと思った」にすれば「~たい」も含むし、それ以外の気持ちも含むことができる
→「UCとのら研は似て非なる粒度だと思った」
タイトル感が消滅した
絶望的にかっこ悪い
しかし、別の機会に「似て非なる粒度」なる概念について語りたいと思った時の邪魔にはならなくなる
いっそ謎の文語調にする
→「UCとのら研は似て非なる粒度と思いけり」
「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」的な名文調になる
七五調にはまればより面白いかもしれない
柿くふも今年ばかりと思ひけり(正岡子規)
面白いけどどう考えても実用的でない
そもそもページタイトルに於ける叙情とは
感想:~だと思った
願望:~したい
推量:~っぽい、~かも
価値判断:~がよい
これらを名詞で終わらせるとすれば
~感
~な件
~の巻
~した回
~という話
急にエモエモパゥワーが入道雲のごとく育ちだした感がある
「話」の一字に「これは物語ですよ」感があるからだろう
🤔オタクにしろナードにしろエモの民にしろ、叙情を名詞でまとめるのが大好きで日常になっているのだなと思った
そもそも叙情的タイトルのページはどうなってほしくて書かれているのか
主観でしか語れていないものに客観的合理的な解釈をつけたい?
その後検証したい→演繹的推論
その後も観測し続けたい→帰納的推論
その事象の範囲がどこからどこまでなのかを明らかにしたい?
アメーバ状のものを塊にしたい
結局私は次何をすればいいかのアクションを定めたい?
「~したい」から「~するには」に種類が変わる必要がある
これも地味に微妙な問題
「hogeしたい」という気持ちと「hogeするには」という検討は、hogeの部分が同じであっても同じ性質の情報ではない
が、「hogeするには」のまえがきに「hogeしたい」を含めることはあり得る
いやしかし、「hogeしたい」から「fugaするには」「piyoするには」みたいに複数必要になるとすればやはり別の情報としてあった方が良い
いずれであっても、叙事化されて使いまわし可能なAtomicなページが作られることを目指している (人によってはScrapboxに例えば「○○のプリン美味しかった」というページを作るかもしれないし、それは必ずしもそれ以上の一般化を目指すものにはならないだろうが、私はのらてつ研究所にそういう情報は置かないので、私がここに書き込む可能性のある叙情の情報について考えています)
結局は「Atomicなページ」と「Atomicでないページ」の話だったのか?
そうなような、そうでないような
叙事=Atomic、ではない
が、「(私が)Scrapboxのページに付けるタイトルとしては」という前提を踏まえればそこがほぼイコールになる気がしないでもない
自分が生み出したもの以外の情報を置いていないため(知識の類)
つまり、のらてつ研究所の中に限り、
「叙情」「具体」「特殊」「Atomicでない」
「叙事」「抽象」「一般」「Atomicである」
がそれぞれ同じ範囲を指しているということか
(自分が作っているプロジェクトでも他のものはこうならない)
しかしそれなのにわざわざ「叙情」「叙事」を持ち出そうとしたのは、「具体→抽象化」「特殊→一般化」「Atomicでない→Atomicにする」というベクトルを一度切り離して、対等な別種のページとしてその二種類を認識したかった気持ちがあるからだろう
必ずその矢印を成立させようとしなくていいという観点
そのためのページではないので、「似て非なる粒度」という一見内容とはマッチしていないようなワードをタイトルにして自分自身は満足している
が、Atomicっぽい見た目だからなんかもやっとしている
ので、叙情ページは叙情っぽいタイトルにしたい(36行目に戻る)
そういえば途中からタイトルの話と内容の話が混ざってしまった
ここで言いたいのはタイトルの話であって、内容が叙情的か叙事的かとは完全一致するものではない
けど、そこそこ一致するので曖昧になってしまった