note|焦燥に駆られた背伸びは続けられない
noteで何をしたかったのか。
noteを始めた当初は、noteを書く過程を理想的な形に整備することによって自分を律し、書くことや考えることについて己を積極的に成長させようと目論んでいました。
一歩先行く自分を演じようとしていた。
そのような謂わば「背伸び」は、言い換えれば「自分以上の何かを演じること」であり、演じているうちに実際の自分が何歩か(あるいは何十歩か、何百歩か)後れて追いついていくことを自分に期待するものです。
しかし背伸びをし続けるのはつらい。
その試みによって自分というものが成長していくのは確かですが、成長するほどの行動を続けるには当然ながら馬鹿にならないエネルギーが必要であり、「演じなくてもいい」という余地を残しておかないと行動全体を途絶えさせることになってしまう
そして結局。
その意識の高さはそもそも、漠然とした不安や焦燥感が招いたもので、早い話が鬱状態にあったのだなと思っています。そこにトドメを刺されてエネルギーの供給が途絶えて書く力を失ってしまいました。