映画を「熟見」してみる
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映画には視覚情報の他、セリフ・音楽・効果音などの聴覚情報・ストーリーの流れの中での文脈情報など、非常にリッチな情報が含まれている。まず、画像なしのテキストやリスニング教材よりも大まかな意味が掴みやすい。
お気に入りの映画のセリフの一言一言を正確に聴き取れるようになるまで何度も見よう。
映画のセリフを一語一語理解するということは、実際には聴こえない単語も含めて話し手が心の中で発話した英文を自分で行間を埋めて復元する作業である。
リアルな会話で役に立ちそうだnolimitakira.icon
おすすめの映画熟見法
まず、字幕なしでその映画を通して見る
その映画が自分の英語力のレベルにあっているかを見極める
字幕なしでもスキーマを補えばなんとか内容がわかるレベルの映画で、何度見てもいいと思えるほど気に入った内容であれば全部のセリフの聴き取りを目指して繰り返して見る
最初は日本語字幕つきで何度か見ることから始めるといい
その際に聴き取れない部分を覚えておき、その部分を繰り返してみる
それでもどうしても聴き取れない単語やフレーズがあったらそこで初めて英語の字幕に切り替える
まず、日本語の字幕からどのような意味のことを言っているのかがわかると、意味を理解しようとする認知の負荷が減る。軽減された情報処理のリソースを単語一つ一つを正確に聞き取ることに振り向けることができる。セリフを意味のレベルで大雑把に理解するという作業から、丁寧に一語一語聴きとるという別のレベルの認知処理に切り替えやすくなる。
セリフがほぼ聴き取れて頭に入ってきたら今度は日本語字幕から自分ならこういう英語を書くだろうなと考えるのもいい練習になる
自分の考える英文とプロの脚本家が書いた選び抜かれたセリフのギャップを楽しもう