可算・不可算文法の意味
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可算・不可算文法を概念として理解しているつもりでも運用を間違えてしまうとき、主に3つのことが原因となっている。 ③ 書いたり話したりするときに、可算・不可算を明示することを忘れて名詞を裸で使ってしまうか、機械的に a をつけてしまう。 この3つは連動している、よく間違える人はこの3つ全てが当てはまることがほとんどmutsumi imai.icon
名詞で表される全ての概念は、まず可算・不可算のどちらかに分類されなければならないのだが、それは単純に日本語的な感覚で数えられるか、数えられないかということで決まるものではない。その文脈で、自分は特定の個別事例のことを言いたいのか、個別単位に分けることができない不可分の集合体のことを言いたいのか。それが先に立って、その文中で a をつけて可算名詞として表現するのか、a をつけず、複数形にもせずに不可算名詞として表現するのかを決めるのである。 『オックスフォード現代英英辞典』によると、キャベツ、レタスは可算・不可算両方とあり、ブロッコリー、カリフラワーは不可算名詞、卵は可算名詞と書かれている。 a chicken(可算)か chicken(不可算)かと同じように、ブロッコリーが可算か不可算かは、話し手がその文脈で、今は「数えることに意味がないかたまり」とみたいか、「一つひとつを別個の個体」としてみたいかによって決まる。 多分他の言語も同じで、日本語とかも文脈によってちょっと言い方変えて細かいニュアンスを伝えようとする場合もあるな〜とnolimitakira.icon