リスニングにはスキーマが必要
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リスニングというのは、リーディングよりもずっと認知的な負荷が高い。リーディングは読むスピードを自分でコントロールできる。途中で意味が追えなくなってしまったら、戻って再度読むこともできる。しかし、リスニングでは、聴こえてくる音声のスピードは自分では調整できない。それでも生身の人が相手で、自分1人に話しかけてくる対話の状況でなら、相手がこちらの表情を読み取り、必要に応じてスピードを調整してくれたり繰り返してくれたりするが、録音された媒体からのリスニングは非常に難易度が高くなる。