能力成熟度モデル統合
識別されたゴールへの到達を支援し、組織のコンプライアンスの評価が可能となるよう、詳細に規定されたベストプラクティス集 中心となる 3 つの概念
プラクティス
ゴール
評価
ほとんどのプラクティスとゴールは、プロセスエリアに固有のもの
プロセスエリア : ソフトウェアプロセスの明確に識別可能な要素で、それ自身に課題や作業が紐づいているもの
プロセスエリアに固有でない、一般的なプラクティスとゴールもある
構成管理での例
ゴールの一つは 「ベースライン (定められた規則で管理される対象の一覧) の設定」
プラクティスの一つは 「構成要素を特定する」
「構成管理システムを設立する」 も
評価の観点
2 種類の尺度 : 能力と成熟度に対応
顧客及び最終利用者のニーズを満たすための高品質な製品とサービスを開発する活動に対して、包括的で統合された一連の指針を提供するモデル
2013 年以降 CMMI 関連の活動は CMMI Institute が実施している
「システムや成果物の品質は、それを開発し保守するために用いられるプロセスの品質によって大きく影響される」 というプロセス管理の前提に基づいて開発された
組織におけるプロセス改善に焦点を合わせており、場当たり的で未成熟なプロセスから、改善された品質と有効性を伴った秩序ある成熟したプロセスへの進化の改善経路を、22 個のプロセス領域により示す
成熟度レベルと能力度レベルという 2 種類の改善経路
成熟度レベル : プロセス領域の集合に一つ一つ順番に取り組むことにより、関連するプロセスの集合を組織が改善するアプローチ
1 〜 5 の 5 段階 の レベル
能力度レベル : 組織が選択したプロセスをその組織が一つ一つ改善するアプローチ
0 〜 3 の 4 段階のレベル
CMMI は、5 つの成熟度レベルと 22 のプロセス領域を記述することで、ガイダンスを提供することを目的としたアプローチ
どのプロセス領域で改善をしていけるかを示す
方法は示さないので、アジャイル手法によるプロセス改善と補完しあえる、と考えている人もいる
ソフトウェア工学のためのプロセス改善として始まったが、現在ではより抽象的になり、ソフトウェア開発以外の他の専門職も対象