男性同士の友情の歴史
男性同士の友情の歴史
男性同士の友情は西洋の歴史を通じて古くから理想化されて、社会、文化、芸術の基盤となっていた (古代ギリシャ時代の記録もある)
女性が男性と対等とみなされる以前、そして結婚が恋愛感情などに基づく男女の結合になる以前は、こうした男同士の絆こそが至上だとみなされていた
18 世紀から 19 世紀にかけて、同性同士のロマンティックな友情関係がはぐくまれていた
異性との関係があまりなかったため
19 世紀末からの女性の社会進出に伴い、状況が変化
社会は同性愛をヴィクトリア朝的な価値を脅かす倒錯であると見なし、プラトニックな男性同士の友情も疑わしい目で見られるようになった
この流れの中で、新たな男らしさの定義ができた : 女性の対極としての男性、一家の稼ぎ頭としての男性、異性愛者としての男性
参考文献
ボーイズ 男の子はなぜ 「男らしく」 育つのか