母性愛
母性愛は、子どもの生命と必要性にたいする無条件の愛
2 つの側面がある
子どもの生命と成長を保護するために絶対必要な気づかいと責任
生きることは素晴らしいといった感覚を子どもに与えるような態度
この愛の姿勢の要因
部分的には他の動物にもある本能的なもの
人間特有の心理的要因
ナルシシズム : 子どもを自分の一部だと感じている場合、子どもを溺愛することはナルシシズムを満たす
権力欲や所有欲
超越への欲求 (自分が創造者だと思いたい) : 母親が自分の創造した子どもを愛し、世話することが最も自然で簡単
成長しつつある子どもにたいする母性愛のような、自分のためには何も望まない愛は、おそらく実現するのがもっともむずかしい愛の形である。 ところが、母親が幼児を愛するのは簡単このうえないために、そのむずかしさはなかなか理解されない。 しかし、それほどむずかしいからこそ、ほんとうに愛情深い母親になれるのは、愛することのできる女性、すなわち夫、他人の子ども、見知らぬ他人、そして人類全体を愛することのできる女性だけなのである。
この本の内容、ジェンダー規範が強いな…… nobuoka.icon
参考文献
愛するということ 新訳版