問題の外在化
心理臨床家のホワイトとエプストンが考案した臨床手法
個人の抱える問題を何かの原因に帰属させるのではなく、問題そのものを個人から切り離してひとつの現象としてとらえる
原因の内在化や原因の外在化と違い、問題の原因を問わない
その際、現象に名前を付ける作業が重要
事例
排泄物を下着の中に残したり、壁になすりつけたり戸棚にしまったりする子どもの事例
医療の専門家による診断だと遺糞症といわれ、取り除くべき症状として診断される → これは原因の内在化
問題の外在化による手法だと、この子どもに起きる現象にスニーキー・プーというあだ名をつけて、この現象といかに付き合うか、という肯定的な方向性を探る