全体主義
ムッソリーニらは、西欧の自由主義は人間の自由を抽象的・観念的にしか捉えておらず、現実と遊離していると批判 自分たちこそが国家の中で生きる現実の人間の自由を考えているとした
人間の生活全体を把握する、社会生活の全体を包括する、というようなポジティブな意味合い
一方で、西欧諸国では、個人を国家に組み込む体制 (個人を国家という共同体のために生きるよう教育する体制) の異様さを表す言葉として 「全体主義」 が使われるように
ハンナ・アーレントは、全体主義を 「大衆の願望を吸い上げる形で拡大していった政治運動 (あるいは体制)」 であると、と捉える 参考文献