ドメインの関心事からアーキテクチャ特性への翻訳
ドメインの関心事からアーキテクチャ特性への翻訳の例が 『ソフトウェアアーキテクチャの基礎 ―― エンジニアリングに基づく体系的アプローチ』 に示されている
合併、買収 → 相互運用性、スケーラビリティ、適応性、拡張性
市場投入までの時間 → アジリティ、テスト容易性、デプロイ容易性
ユーザー満足度 → パフォーマンス、可用性、耐障害性、テスト容易性、デプロイ容易性、アジリティ、セキュリティ
競争優位性 → アジリティ、テスト容易性、デプロイ容易性、スケーラビリティ、可用性、耐障害性
時間と予算 → シンプルさ、フィジビリティ
重要なのは、ひとつのアーキテクチャ特性に注力すれば良いのではなく、ひとつの要望を満たすにも暗黙的に複数のアーキテクチャ特性が必要だということ