コンピュータの性能評価
個人の利用者は
応答時間
(
実行時間
) の短さ、コンピュータセンターの管理者は
スループット
または
バンド幅
を増やすことに関心
実際のコンピュータシステムでは、応答時間とスループットのいずれかを変えるともう一方にも影響することが多い
『
コンピュータの構成と設計 第 5 版
』 では主に応答時間に着目
コンピュータ
の
性能
を表す完全かつ
信頼性
のある唯一の尺度は
時間
時間の測り方は様々
応答時間
(
response time
) または
経過時間
(
elapsed time
) : タスク完了に要した時間 (OS のオーバーヘッドなどの全てを含む)
CPU 実行時間
(
CPU execution time
) または
CPU 時間
(
CPU time
) : 該当プログラムに CPU が費やした時間
入力待ちや他のプログラムの実行に費やした時間を含まない
さらに 2 つに分けられる
ユーザー CPU 時間
(
user CPU time
) : プログラム中で費やされた CPU 時間
システム CPU 時間
(
system CPU time
) :
OS
がタスクを遂行するために費やした CPU 時間
経過時間に基づく性能と CPU 実行時間に基づく性能を区別
システム性能
(
system performance
) : 他に負荷のかかっていないシステム上での
経過時間
で計測
CPU 性能
(
CPU performance
) :
ユーザー CPU 時間
で計測
命令当たりの平均クロック・サイクル数
(
CPI
)
関連
コンピュータ性能
SPEC
、
ベンチマーク