エンジニアリング組織論への招待
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エンジニアリングとは 「何か役に立つものを」 「実現していく」 ことであり、そこで重要なことが 「不確実性を小さくしていくこと」 である、というのが本書の根幹にある考え方 プロダクトマネジメントはマーケット不安を抱えて、目的不確実性を扱う。 プロダクトを続けること (価値を提供し続けること) が目的 アジャイルというのは開発方式を表しているのではなく、状態を表す。 アジャイルな状態はまさに自己組織化された状態 『技術的負債の問題とは、経営者とエンジニアの間に存在する 「認識の差」 の問題』 って書かれてて、確かにそういう部分が問題になることも多いと思うのだけど、結構エンジニア側のチーム内でも認識の差があることも多いよなぁ、ということを思ったりした リアルオプション戦略 (遅延した意思決定) : 早期に大きな投資をして大きなリスクを取るのではなく、最初は小さな投資を行って不確実性を小さくしてから (成功する見込みが大きくなってから) 大きな投資をする システム思考 : ロジックツリーを作るような単純な依存関係の要素分解をするのではなく、様々な要素が複雑な依存関係を持っているとみなして全体を捉えるのがシステム思考。 同僚に聞いたら 10 年前ぐらいに流行ったらしい ジョハリの窓 : 自己について、自己が認識しているかどうかと他者に認識されているかどうかの 2 軸で四象限に分けたもの。 能力は習慣の積分、習慣は行動の積分 : 能力や、それによって生み出される成果についてはコントロールできないが、行動やその積み重ねである習慣についてはコントロールしやすい。 という話