サピエンス全史を読んで
「サピエンス全史」に、ホモ・サピエンスの圧倒的優位は「言語」がカギで、その言語は「噂話」のために飛躍的に発達した、みたいな説について書いてあって目から鱗。
人の評価に関する情報を共有する手段(陰口!)が発達したことで、信頼できる個人の情報を有効に共有でき、高度な社会的協力が可能になったということで、なるほどなあと。いわれてみれば尤もらしい。
現在も、突き詰めると人間のコミュニケーションの大多数は噂話だ、というのも、ほんとそうだし、テクノロジーも自然とそういう方向(人に対する評価の可視化)へ発展してるような気もする。
この話の後に、サピエンスの言語のより決定的な特徴は「虚構を語れること」という話があり、これも非常に面白いんですが、まずこの「噂話説」が個人的には印象的だった。
狩猟採集の時代の話を読んでると、ビデオゲームがプリミティブな快感として狩猟採集的なものを組み込んでいることに合点がいく気がするな。コインを取る、素材を集める、レベル上げのために戦闘を繰り返すなど。
ゲームが、いろんな意味での解像度が上がってよりプリミティブな行動そのままに近い擬似体験ができるようになるのは興味深いけど、初期のPCやファミコンなどは制限されたハードウェアでいかにその体験を近似するかという工夫が競われていたわけで、むしろより高度な遊びだったのではないかと思った。
狩猟採集民の平均寿命は3〜40歳だったが、それは子供の死亡率が高かったからで、長生きする者も多かったとか。この平均寿命の数値感は昔聞いたものと合ってるけど、なんとなく中央値的に捉えてた気がする。典型的な「平均のイメージに騙される」パターンだったな。分布で捉えないと実態を見誤る。
2018/5/3のX(twitter)より
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