キーの変更と調性の性格
「ハヤえもん」というアプリを入れた。音程や速度をリアルタイムに変更して音楽を再生できる。昔KbMedia Playerかなにかもそういうことができてよく遊んでたけど、スマホでできるのは嬉しいな。インターフェースもわかりやすいし。エフェクトとかもかけられるし。とても良いアプリです。 キーを変更して再生できるのは本当に楽しい。記憶とずれたキーが再生される気持ち悪い気持ちよさ。 耳にこびりついている曲とかだと覿面。ミスチルのイノセントワールド(Eメジャー)とか、半音下げ(Ebメジャー)にしたらすごく残念な感じになった。クロスロード(Dメジャー)を全音下げてCメジャーにしたら、すごく「面白みのない感じ」になって面白かった。調性って不思議だなあ。 あと、ゆずみたいに高音がのびやかで印象的な声の曲だと、キーを下げたときの残念感が増す。「夏色」とか、キー下げると本当に残念な感じになる。逆に上げるとものすごく頑張ってる感じになって笑える。 個人的に、ちょうど最もギターを弾いていた大学入学前後の頃はゆずをよく聴いていたので、キーの絶対的な印象が耳にこびりついている。「春風」とかは、Abメジャーの淡い感じがピッタリすぎる(と個人的に感じている)ので、たとえば半音上げてAメジャーとかにするとすごく「普通の歌」になる感じ。
あと、ゲーム音楽は、実機の音源版と、オーケストラ等のアレンジ版とでキーが変わっていることがよくあるから、こういうアプリがあると、ゲーム音源のキーでアレンジ版を聴けるので、ものすごく楽しい。 とくにドラクエは、6くらいまではオケ版のキーが変わっていることがよくあるので、ゲーム音源版のキーにして聴くとなんともいえない感動がある。3の「冒険の旅(フィールド曲)」とか「そして伝説へ(エンディング)」とか。いずれも全音上げると元のキー。テンポも少し上げるとより感じがでる。 それにしても、たとえば半音下げにして、すごく違和感のある曲と、そんなに違和感のない曲があるのが不思議だ。ビートルズの「Rubber Soul」でいうと、「Michelle」はあんまり違和感がなく、「In My Life」はイントロから違和感ありありだった。何がその違いを生むのか。 こういう、曲のキーの絶対的な印象って、錯覚なんだろうか。調性に性格があるみたいな話はよくあるけど。単に、最初に繰り返し聞いたキーが記憶に残るだけで、「その曲にピッタリのキー」というのはあるんだろうか。平均律で。 たとえばファミコンのPSG音源でも、キーを変えると印象が変わる。でも、それは「聞き慣れたキーの記憶」との差の違和感なだけかもしれないとか。
各調性の性格というのも、ある気もするし、思い込みのような気もする。たとえばAメジャーの曲すべてに共通する「感じ」というのはあるのか。あるような気もするし、ないような気もする。。
フラット系の調とシャープ系の調とか。あと「調性に色を感じる」系の話も。自分の感覚にも合うような気がする一方、思い込みのような気もして、よくわからない。
ただ、調性に絶対的なものがあるにしろないにしろ、「調性が変わること」は何かしら気持ちを揺り動かしてくれる。だから転調も大好き。 管楽器奏者だとBb基準の耳ができていたりするのだろうけど、僕はエレクトーンが基礎だったので、やっぱりCが基本というか。で、転調は黒鍵の扱いがめんどくさいので鍵盤ではやりたくないけど、ギターを覚えたときに転調(移調)の容易さに感動した覚えがある。管楽器は大変でしょうね。