すぎやまこういちのコード進行
いずれもすぎやまこういち作のキーDmの曲、ガロの「学生街の喫茶店」サビ終わりの「時は流れた」の「た」の部分は「D→Dm」と進行し、ドラクエ2のフィールド曲「遥かなる旅路」の最初のフレーズ終わりの進行も「D→Dm」で、同じ印象をもつ。あまりこういう印象の進行は他の作曲家では聞かない。 正確には「Am→D→Dm」か。マイナーキーだけど、あるフレーズの最後にドミナント(のマイナー)からトニックに進行するとき、トニックがメジャーになり、すぐトニックのマイナーに戻るというコード進行。ほかの作曲家の曲でこの進行聞いたことない。凡人だと「Dsus4→D」とすると思う。 と、曲をシャッフルで聴いていて久しぶりに「学生街の喫茶店」が流れたので、ずっと思っていたことを書いてみた。
これ、小さい頃にドラクエ2をプレイして聴いていたフィールド曲を、大学生の頃久しぶりに聴いたときに、記憶の中で「Dsus4→D」だと思っていた部分が「D→Dm」だったので、とてもびっくりした思い出がある。
あとすぎやまこういちの非凡さを示す代表的箇所として、ドラクエ3のエンディング「そして伝説へ」の最初のパートの最後の部分が挙げられる。キーをCメジャーとすると「B→Bb→C」と進行していて、これは普通だと「Ab→Bb→C」にするところであるので、めちゃくちゃすごいことなのです。
ほかにも「そして伝説へ」は全体的にコード進行がかっこ良すぎる。こんな進行思いつける気がしない。この曲聴くためだけに何度ゾーマを倒したか小学生の頃の僕は。
そのほか、「おおぞらをとぶ」(DQ3のラーミアの曲)で一番好きなのは8小節目だ。キーがAmで、コードネームは「E7(9,13)」とでもなろうか。この「13(VI度)」の音が、「#ド」すなわちAメジャーの音なのだ。16小節目では実際にAメジャーのコードで終わるが、その伏線のようにも思えたり。
このコード「E7(9,13)」は要するに、マイナーキーのドミナントに6thを使うことで、キーのルートに対する長三度を鳴らすということ(マイナーキーなのに!)。ゆずの「ヒーロー見参」という曲でも使われてる。他にもいっぱいあるんだろうけど、この2曲しか知らない。