「論理トレーニング」読むとよい
「新版 論理トレーニング(哲学教科書シリーズ)」
野矢 茂樹(著)
産業図書, 2006
最近、大学生の頃読んだ野矢茂樹著「論理トレーニング」を読み返してるんですが、これは本当に読んでおくといいと思う。面白いうえに、役に立つと思う。
論理って、武器にも盾にもなると思うし、尖りがちな爪を削ることもできると思う。あと、確率・統計的な考え方も。
加えて、言葉の論理的な機能をおさえたうえで、歌や詩をみるとまた味わい深い。非論理的なものを論理の機能で記述する効果が感じられるというか。「だから」が全然論理的につながらないフレーズにグッときたりする。
6章の「価値評価」とか、世の中で主張されることがらはほとんど「良い/悪い論」や「べき論」のように思うので、価値評価型の論証って本当におさえとくといいなと思う。あ、これも価値評価型の主張か。。。
「複数の対立しあう評価が存在するとき、そのどれがもっとも説得力をもつのかはやっかいな問題であり、その人の価値観・規範意識に大きく依存することになる。そして、最後は決断の問題となるだろう。」
というのは大事だと思う。この「最後は決断の問題」というのは一般に意外と意識されてないような。
ともかく、価値評価を含む論証を批判的に検討する場合に、どのようなポイントに着目すればよいかがかなりスッキリするので、この章のようなことを学んでおくと建設的に議論できるようになるのではと。まあ、そういう議論のしかたそのものに価値を見出さない人もいるから困難なのかもしれん(笑)
2018/5頃のX(twitter)より
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