GPAで捨象される分布の情報
ある時点での到達度評価(総括的評価)として成績をつける。その高低は、その時点の能力として本当にできていなかった、生活全体のバランスとしてあえて力を入れなかった、サボった(これも理由は様々)、そもそも評価基準が偏っている、教員の評価能力がおかしい、などなど相当に多様な要因による。
それをまるっと平均をとってGPAというひとつの値にしてしまう。まあこれも指標なのであれこれ分析対象にするわけだけど、この値の背後にものすごく多様な背景があることをずっと頭の片隅に置いておく必要はあるよな。
授業では、代表値のみで判断するのではなくちゃんと分布をみよう、データの背景をきちんと検討しよう、ということを言いつつ、大学の学習成果の分析では、ただの算術平均であるGPAだけをこねくり回してることが多いんだよな。と反省を込めて。
たとえば1年生のときにある科目が低い成績で確定すると、その記録はずっと残るしGPAにも影響し続ける。そのあとの3年間(卒業後もか)の学びによってその科目の内容をしっかりものにすることは大いにあるけど、そういう「成績確定後のプロセス」を示す術は今のところあまりないな。
#雑記
2019/11/30のX(twitter)より