回答に影響を与える表現の質問文によるバイアスとその逆
アンケート調査で、回答に影響を与えるような表現を質問文に入れない、というのは「いろはのい」として教えられるものだと思うけど、たとえば何かの是非を問うような質問で、逆に「何も説明がないがゆえに十分な検討がされないままなんとなく回答される」ということもあるんではないかと思う。
とくに、「○○をしたほうがよいか」という質問だと、「コスト度外視ならしたほうがよいこと」なんていくらでもあるし、「したほうがよい」に偏るでしょう。でも、これをするといくらかかって、そのぶんあれやこれやができなくなる、というような情報があったら、回答はかなり変わるんじゃないか。
ということも思うし、そもそもの「正しく回答する難しさ」からはどれだけ手を尽くしても逃れられないと思うので、どうしても調査ものの設計はずっと苦手感があるし、結果の読み解きも、どれだけやっても「ふわふわした感じ」が頭から抜けない。
しかしそういうものが「エビデンス」とされることも、きっと本当に多いのよな。
#雑記
2018/8/27のtwitterより