聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥
この言葉、以前は若い学生をイメージして「わからないことは先生に聞けばいいのに、聞かないで適当な思い込みをしたせいで大人になってから恥をかく」と解釈していた。
今、違う解釈に気がついた。中年をイメージして「わからない新しいことは若い人に聞けばいいのに、聞かないで知ったかぶりしたり、くだらないものだと決めつけたりすることで、周囲から『あー、この人はもう新しいことを学ぶ力を失ったんだ』と思われる。これはとても恥ずかしいことだが、本人は気づかずに威張り散らしたりして恥を上塗りしながら余生を費やす」という解釈。
二つの解釈を並べると、今の僕には後者がしっくりくる。
若者は、間違った思い込みに従って行動して失敗し、思い込みの存在に気づくことがある
新しい知識を軽視した中年は、軽視してるから行動せず、その軽視に気づくことがない
悲観的な勘違いと同じ原理。後者の方がより深刻な状態にはまり込みやすい。 関連