目的の異なる人の議論
共通の目的に向かって協力しているわけではない人の間の議論
これが共通の目的に向かって協力している組織の中で「良い」とされる議論とは別物である件
では「悪い」のか?
善悪ではなく有益無益だと思うな
君主道徳と奴隷道徳
組織が形成されていないデフォルト状態では自然現象としてそうなっている
万人の万人に対する戦争状態
それよりも有益なものを作ろうとして組織が作られる
組織は「組織の目的に有益な人」を集め「有害な人」を排除することによって作られる
膜によって生物の境界ができたのと同じ
膜が細胞の内外を分ける
組織の中に集めた人のアラインしたベクトルが有益なものを生み出す
かつての組織は明確に中の人と外の人を区別しがちだったが、明確に区別しなくてもうまくいくケースがあるよねとなった
オープンソース開発
伽藍とバザール
中の人と外の人を区別し、特定の人しか入れなくするならプライベートクラブ的である
バザールとクラブの文脈
オープンソース開発が完全にバザール的かというと違うと思う
main branchにマージするかどうかを判断する権力者が存在しなければカオスになる
Linusは民主的にマージ判断をしたりなどしていない
DAO周辺で研究段階にある多様なインセンティブや意思決定のメカニズムによって、パーミッションレスでありながら有益な組織が可能であるか
成功事例があるから「可能」ではある。「不可能」という主張は反証される
一方で、新しく作るDAOにおいて確率高く成功をもたらすメカニズムが発見されてるわけではないよね
"組織は「組織の目的に有益な人」を集め「有害な人」を排除することによって作られる"が従来は0/1だったところを、なんらかのトークンによってなめらかに管理しつつ同様以上の効果を発揮することは可能な気がする
それはさておき当面はパーミッションレスな集団は烏合の衆になると思っておくのが予測精度高そう
良い環境に置かれて育った人は「プライベートクラブの中の空気」をデフォルトと認識してしまう
しかしそれはその空気を良いと思った人によって構築されたプライベートクラブの中にしかない空気
温室育ちの苗のたとえ