湖とコップのたとえ
「湖にコップ一杯の水を入れたとする。水面が上がらないと言えば誤りであり、上がると言えば愚かである」
「湖にコップ一杯の水を入れた。水面は上がるか?」
という記述を何かで読んだ記憶があるのだけど元ネタなんだっけ??見つけられてない。
「上がるか、上がらないか」という二者択一の問いにすると、論理的にはどちらかが正しくてどちらかが誤りなので、正しい方を選ぶことを重要だと思い込んでしまう。 #誤った二者択一 しかし現実社会の問いでは、しばしば「どちらであっても大差ない」ことがある。この場合、正解がどちらであるか知ることに有用性がない。
2023-07-20
トリチウムを含む水を海洋に放出したら汚染度が上がるかどうかをTwitterで議論(ケンカ)してるのを見かけた
海洋中にあるトリチウムの絶対量が増えるかどうかで言えば「増える」
なので「汚染度が上がる」派の人は「汚染度は上がらない」派の主張をデタラメだと考える
一方でトリチウムの濃度が増えるかどうかで言えば、天然に存在する量と比べて格段に小さい量しか増えない
このことを指して「汚染度は上がらない」と表現する
「格段に小さい量しか増えない」に対して「増えてはいるだろ」と反論される
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このたとえ話に揃えると「樽一杯の汚水にワインをひとさじ入れる、ワインに近いてないといえば誤りだが、ワインに近づいたというのは愚かである」かな