死票リスク
from 日記2025-07-13
死票リスク
nishio 「死票リスクが〜」という人の主張がよくわからないのだけど、0議席以上1議席未満の範囲も10議席以上11議席未満の範囲も同じ幅なのだからどの政党でも“次の1議席”までの幅は同じで、どの党に投票しても同じぐらい死票になるんじゃないの?小さい党の方がリスクが高いってことはないんじゃない?
nishio ChatGPT o3
>「得票が無駄になる」ほかの形も同じ: 大政党でも、次の繰り上げまで残票が100万票余ることがある。これも広い意味では死票。 よってどの党にも死票は生じる。違うのは「目に見えやすいかどうか」だけ。
>実際には“境界付近”の票ほど価値が高い: 2 %ラインに近い政党へ投じる一票は、議席を0→1に変える確率が大きい。「小党=死票」は逆で、むしろ当落線上こそレバレッジが高い。
h_okumura 私はチームみらいを応援してますが、100万票あたり1人として、1000万票くらい取る政党なら1000万〜1100万の間で一様分布に近いけれど、非常に弱小な政党なら0票の確率が100万票の確率よりずっと大きい分布
nishio 「非常に弱小な政党」だとそうですけど、チームみらいに関しては既に0票の確率よりは100万票の確率の方が高いと思っています。どういう分布で見積もるのが適切なのかは難しい問題ですね。僕は100万票より少し下にピークのある釣鐘状だと思っています。
h_okumura はい、私もそう思って(願って)います
kkaigai 比例区ならその意見も分かりますが、選挙区の場合、比較的支持層の被る候補者が乱立した結果、それらとは程遠い意見の候補者が漁夫の利を得ることがあります。
特に、当落線上で争っている候補の場合、当落に絡まない別候補に票を食われた結果、それが致命傷になる事もあるので気を揉んでいます。
nishio あー、なるほど、選挙区のことは考えられてませんでした。たしかにそのシチュエーションでは1位2位を争ってる陣営から「死票リスクがある」と言われることには納得感があります。逆に言えば比例区ではあんまり問題にならないわけですね。その区別は納得感あります。
kkaigai 例えば2022年参院選だと6位7位の票差は3.5万票ですが、これは第15位の候補に投じられた票(4.6万票)程度の差で容易にひっくり返る程度の僅差でした。
この僅差で当選者の顔ぶれが維新⇔れ組で入れ替わるわけですから、インパクトは大きいのですよ。
kuro_shirty 主張の構造としては"0議席ならば"意味がない(死票になる)という前提があるんでしょうね。
言い換えると1~0議席のボーダー上限定のリスク…みたいな主張かと。
まあ
・キャスティングボードにもなれない議席数は無意味
・過半数取れない議席数は無意味
とかスコープは任意にとれるのでアレですが。
Sharpenguin0704 その理論を借用するとドント方式なので大きい政党のほうが死票が多くなるんじゃ?
raurublock 「死票」の言葉の意味について、「自分がその候補に投票しなかったとしても当選していた」場合、それは機能主義的に見て死票だと私も思う。
なのだが実際は、「自分の入れた候補が負けたらそれは死票、勝ったら死票ではない」という感覚の人が多い
raurublock それはおそらく、選挙において多くの有権者は、機能主義的な思考よりも、「自分のアイデンティティを候補者や政党と同化する」ことを無意識に指向しているためなんでないか、というのが私の見方