日記2024-03-30
整理したいのだけど時間がなくて手が回ってない概念
nishio 整理したいのだけど時間がなくて手が回ってない概念、電車移動中にスマホでやる 内需のAIと外需のAI
AIの使いやすさと賢さのトレードオフ
企業の中のニーズと外のニーズ
ダイキンは自社内に十分大きなニーズがあった、ニーズを満たすものを生み出す人材が足りなかったので育成機関を作った
Microsoftは自社内で22万人いて、その業務の効率化のためにAI以前からDXをしていた、これも社内に大きなニーズがある
商品のパッケージがはっきりしないと流通の安全がない、商品の比較可能性が乏しい、情報の非対称性が激しい、市場がまともに機能しない
nishio PFNとファナックの連携の事例、PFNは社内に高い専門性を持った人材はあったが、社内にそれによって満たされる内需が存在しなかった 北欧の国のようなもの、内需が不足するなら外需を探す必要があり、そこで需要のあるところと繋がった
今のMSが需要のある会社にエンジニアを派遣するのも同じこと
nishio 需要の掘り起こし自体が必要、明確に言語化された需要が先にあるのではない なぜなら明確に言語化されていない「課題感」を技術的に「解ける課題」に変換することに技術的専門知識が必要だからだ。
一方でこの「課題感」も明確に言語化されていないので市場流通しない、現場から切り離して移転できない
nishio 「現場と密結合なので市場流通困難なリソース」と「専門家の脳みそと密結合なので市場流通困難なリソース」を組み合わせる必要がある、これが「専門家を現場に送り込むこと」でしか達成できないという判断が行われている 使いにくいものが賢い
使いにくさを生み出しているのが人間のポリシー制約だから
nishio ポリシー制約のあるプレイヤーとないプレイヤーがいる、なぜ制約の厳しい手段が使われるかというと、そちらの方が優れているから。ポリシー制約のあるプレイヤーが制約の中での最適化を試みた結果、性能の劣ったものが選ばれる、これは悪いことではなく、性能の劣ったもので十分のことはある nishio 有償無償のバリア、外部クラウドサービス利用ポリシーのバリア、国境のバリア、リスク回避のバリア… nishio なんらかのポリシー制約によって劣ったシステムを使って劣ったパフォーマンスが出た場合に、その「ポリシー制約によって劣ったものを使ってることによってパフォーマンスが低い」ということを聞き手が理解しないことがある、これは不幸なミスマッチ nishio 技術サイドは「聞き手の側のポリシー制約によってパフォーマンスが下がってる」と認識していて、需要サイドは「技術的にはまだそんなにパフォーマンスが出ないのだな」と考えるすれ違いが起きる nishio ポリシー制約を回避しまくって高いパフォーマンスを出して、ポリシー制約がない場合にどうなるのかを可視化する必要があるのではないか、それを元にポリシー制約の解除を目指すのが良いのではないか claudeにまとめさせた