日記2023-07-11
このScrapboxの記述はなんらかの哲学書を参考にしてるのか?という質問があった話
してる時もあるし参考文献がある時は大体明記している
しかし、大体は抽象的なものが先にあるのではなく、具体的なものが先にある
抽象的なものを持ってきても、借り物の状態ではそれを具体的な文脈に結合することができない
ピラミッドの頂上を取ってきても期待と違う
経験と結びつかないと応用できる知識にならない
具体例: 「最速のコースは最速ではない」誕生プロセス
デザインパターンの本を読んでもプログラミングができるようにはならない
プログラミングができる人が、デザインパターンの本を読んで、自分の考えたパターンや読んだソースコードの中のパターンに似たものが書かれていて名前がついているのを見て「なるほど、Xパターンと呼ぶのか」となる
その後で必要な時に「Xパターン」を思い出すことができるようになり、より良い設計ができるようになる
概念にハンドルをつける
あくまで具体的事例が先
空中に箱を置くことはできない
本質的な知識は各人が生み出さねばならない
みずから生み出さなければならない
ある程度偉くなると「ぜひ来てください」と招かれることを当然だと思ってしまう人がいる。
そうなると謎のプライドで「来ても良い」的なところに「招かれてないから参加しない」「自分から参加するのは癪だ」とか言って参加しなくなる。
世界が閉じていく
そうならないためには「来ても良い」ぐらいなものに、こちらから「ぜひ参加させてください」と言える精神状態を維持しなければならない
招かれなかったことで拗ねたり怒ったりする人
招こうという気にはならない
before SNSだと、招かれなかったことに気づかなかったかもしれない
SNSで情報流通が盛んになって、見えるようになってしまった
眠り姫の魔女はパーティに呼ばれなかったことに怒って呪いをかけた
こういうタイプの人からの被害を受けないためには……?
見えないところに潜るのは一つの選択肢だが、潜り続けることはできないだろうな
有害な人を招いた場で有害な人同士をぶつけて、互いに自発的に離れさせる
難しい
有害な人から「つまらない場だ」と思われる振る舞いをする
こういうメモも、何か具体的なものをみて、それから抽象化されて出てきている
質問の種が植えられて、しばらく経ってから芽が生える
植物のたとえ
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