想起のトリガー
自分の能力に対して問題が優しすぎると退屈だし、問題が難しすぎるとストレスを感じる。フローはその中間にある。
豊かな土地に住んでいた民族の長老が、このままでは若者が駄目になると考えて、新たな土地へとの探索を始めた話、先日の「利用と探索のトレード・オフ」で、利用に偏っていたのでは探索ができない話と同じだし、ワーク・シフトで語られている第1のシフト、連続的専門家とも同じ。 実際のところこの逸話は前に読んでいたのだが、昨日「利用と探索のトレード・オフ」について考えている時には思い出されなかった。
脳の中で2つの知識の結合が行われるには、両方の知識が脳に記録されていることが必要だと考えていたが、長期記憶に載っていても思い出されなければ意味が無い。刺激によって長期記憶が思い出されて短期記憶に戻ってきて、そこで結合が行われる。この「想起」を行う上で、一度読んでいる本を高速に読み返すのは有益な戦略。