友敵関係
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
C.シュミットが『政治的なものの概念』 (1927) において提起した概念。政治の本質は友-敵の対立状況において根源的に表われると彼は考える。近代の多元的国家論が国家にとっての敵を明確に定義できないために問題の決定を遅らせていることを批判しつつ,彼はワイマール時代のドイツの政治的混乱を解決するためには国家にとっての真の敵,つまり共産主義勢力の一掃が必要であると説いた。彼にとって政治の本質は例外状況である戦争に現れるのである。この概念はナチズムの思想に受継がれ,やがてはヒトラーの独裁を正当化する根拠にもなった。 本書がなめらかな社会を目指すからには、敵と味方をなめらかにするという困難な問題にも挑まねばならない。『なめらかな社会とその敵』文庫版 pp. 340
これらの発言は時に軽蔑の視線を引き起こすかもしれませんが、それは自然なことです。過去10年間、両派の対立は発展し、衝突、憎しみ、不信感の溝が深まってきました。これらは容易に解決することはできませんが、不可能ではありません。両者の存在価値を十分に認め、双方からの合理的な懸念や批判を受け入れることで、根本的な違いを明確にし、それらの違いを超える方法を探る機会が生まれます。ですから、私たちは率先してこれらの不満を提起し、広範な関心を引き起こす批判を受け入れましょう。現在の証拠が完全にこれらの批判を支持していなくてもです。私たちは極端な対立の枠組みを調和させ、民主的な技術の向上を目指す機会を創り出そうと試みましょう。
これは「技術」と「民主主義」の対立に関するもの